NieR:Automata

ヨルハ九号Ｓ型

　第243次降下作戦から奇跡的に生き延びた数少ないヨルハ機体。２ＢとＡ２の遺志を継ぎ、再び機械生命体との戦いに身を投じる。スキャナータイプとしての本来の機体性能の高さと、一部ではあるが二人のバトルタイプの経験データの蓄積があるため純粋な個体戦闘力は現存するアンドロイドの中では他を圧倒。流石にバトルタイプ並の近接戦闘は設計上不可能だが、2体のポッドを駆使し最高6機による射撃・威嚇行動が可能（ただし機体への負荷は絶大なため、乱用は出来ない）。
　２Ｂ/Ａ２の使っていた「白の契約」と自分の身長ほどの狙撃銃を常に携帯している。戦闘行動は基本的にアウトレンジからの超長距離射撃かハッキングによる攻撃を主体とし、近接戦闘は殆ど行わない。

ポッド153

　黒を基調としたカラーリングの９Ｓ専属随行支援ユニット。９Ｓの僚機であった２Ｂの随行支援ユニット042との情報交換を繰り返した結果、意志を得るに至る。冷静な性格ではあるが、過保護。

ポッド042

　白を基調としたカラーリングの２Ｂ専属の随行支援ユニットであったが、２Ｂ死亡後はＡ２に随行し、Ａ２も死亡したその後は９Ｓ・153と行動を共にする。基本的に９Ｓの支援を行うが、独自の行動・判断をすることも多い。

ヨルハ十号Ｈ型

　月面基地の番人として定められていたヨルハ機体。本来であればヨルハ計画に従い処分されるはずだったが、042と153の「提案」に彼女の随行支援ユニット006が乗ったために生き延びる。
　兵士としての自覚が全くない上、戦闘能力は皆無。地上に降りた後も興味と感情の赴くままにふるまうため、出会い方が最悪だった９Ｓとはしょっちゅう衝突を繰り返す。ただしヒーラーとしての技量とポテンシャルは高い。基本的には悩むより行動するタイプ。

ポッド006

　赤を基調としたカラーリングの１０Ｈ専属随行支援ユニット。随行支援ユニットの中でも極めて高いレベルの思考が可能であり、言語能力も高い。ただし、世話焼きのお節介な傾向がある。

ヨルハ四号Ｓ型

　11942年6月、「融合暴走体」討伐任務で初めて地上に降下したヨルハ機体。作戦行動に参加の後もその生存能力の高さから度々単独任務に赴く。特に組織化された精鋭の機械生命体の多い森林地帯において彼らを調査し、可能であれば従属化し利用する任務についていた。任務自体は成功する前にバンカーが陥落してしまったため未遂に終わっているが、第243次降下作戦時に９Ｓと出会う。
　ヨルハ計画に従い処分されるはずだったが、随行支援ユニット021が勝手にヨルハ計画を無視したため生存。その後９Ｓと合流し、レジスタンスに助力する。９Ｓよりも情報集積力や分析力に優れ、どちらかというと後方支援が得意。無駄に個性的な021と共にムードメーカー的存在。

ポッド021

　鈍い黄色を基調としたカラーリングの４Ｓ専属の随行支援ユニット。製造時は他の随行ユニット同様事務的な成人男性口調だったが、４Ｓが無断改造を繰り返した結果、独自の砕けた言語で応答するようになり、独立思考型A.Iに非常に近いレベルの意志を持つに至る。

ヨルハ三十二号Ｓ型

　11944年8月、第215次降下作戦時に地上に降下したヨルハ機体。作戦遂行中義体に激しい損傷を負いロスト。その後レジスタンスの男性により義体が保護・修復された。第243次降下作戦時に２Ｂ・９Ｓ両名により発見され、バンカーに帰還、801Ｓと技術部によりオーバーホールされるものの、言語領域の一部に障害が残る。ある事情により名前が存在するため、基本的にその名を名乗る。
　総攻撃時に自らの意志で地上に降下した後再び行方不明になるが、９Ｓと再会。あまり意思表示をせず、口数も少ないが非常に器用で繊細な作業が得意。

アネモネ

　塔の崩壊後、一変した戦局の中でもレジスタンス・キャンプを存続させ戦い続けるアンドロイドたちの実質的リーダーであり、精神的支柱にもなっている。第243次降下作戦時の９Ｓのすべてを知っており、彼の行動目的と苦悩を理解している数少ない人物。

ジャッカス

　地上レジスタンスキャンプの一員であり、情報分析担当。死亡したヨルハ隊員のデータや部品なども集めており、ヨルハ機体にも詳しい。情報屋としても有能だが、それ以上にいささか行過ぎた知的探究心の持ち主であり、ある意味で敵性機械生命体よりも危険人物。

パスカル

　記憶消去後も、以前と同様に戦いを望まない機械生命体たちを集めコミュニティを形成するに至る。後、アネモネや９Ｓたちの助力もあり人類軍と休戦協定を結ぶ。

ヨルハ二号Ｂ型/ヨルハ二号Ｅ型

　９Ｓの僚機であったヨルハ機。11945年6月、バンカー陥落時に死亡。

ヨルハＡ型二号

　11945年8月、「塔」で９Ｓを生存させるため自我データを犠牲にし、機械生命体が射出するはずだった構造物を破壊、その後死亡。


　

---

履歴

---